三次元測定・リバースエンジニアリングサービスでは次の4種類のハンディー型3Dスキャナーを使用します。
1-3は光源にブルーレーザーを採用し、VDI/VDE 2634 パート3規格に準拠しています。
4は光源に赤外線を採用しています。

1. TRACKSCAN：大型対象物の測定に適した3Dスキャナーです。M-Track光学式トラッカーを増設すると、測定範囲は最大約16mになります。さらに、黒色や金属など反射性の高い素材でもマーカー不要で高精度(最高精度：0.025mm)な3Dデータを取得できます。

2. KSCAN-MAGIC：5つのスキャンモードが搭載された3Dスキャナーです。ブルーレーザーは高速・高解像度・ディープホールスキャンに適しています。赤外線レーザーは大幅スキャンに適しています。フォトグラメトリ(写真測量)システムは対象物の位置や姿勢を正確に把握できます。これらのモードを瞬時に切り替えながら測定が行えるため、様々な用途に対応しています。

3. SIMSCAN：小型対象物の測定に適した3Dスキャナーで、本体は203×80×44mmとコンパクトです。そのため、取り回し性が高く、エンジンルームのような狭い場所でもスムーズに測定ができます。また、最大精度0.020mm、最大解像度0.025mmと高繊細なスキャンを実現します。これにより、検査やリバースエンジニアリングなどの用途に対応しています。

4. IREAL 2E：赤外線光源を採用した3Dスキャナーで、対象物の形状と色を解像度0.3mmでスキャンでき、カラー点群やポリゴンデータの取得が可能です。このようにして、人物や文化財などカラーデータが必要なモノをスキャンできます。