3Dスキャナーのレンタルサービスとは?メリット・デメリットを解説!
※SCANTECHは3Dスキャナーのレンタルサービスは行っていません。
その一方で、ショールームや展示会で3Dスキャナーのレンタルサービスに関するご質問をよくいただきます。そこで、今回は3Dスキャナーのレンタルサービスとはどういったサービスなのか、メリット・デメリットについて解説。最後に、当社が取り組んでいる三次元測定サービスについてご紹介いたします。
3Dスキャナーレンタルサービスとは
3Dスキャナーレンタルサービスは、お客様の希望する日数で装置が借りられるサービスです。
3Dスキャナーの販売価格は数万円から数千万円と高額であるため、購入できない方もいます。このような方でも、レンタルサービスであれば、安価な価格で3Dスキャナーを利用できます。
3Dデータを活用した企業の取り組みや、3Dプリンターでものづくりを楽しむ個人が増えてきたことにより、3Dスキャナーレンタルサービスが注目を浴びてきました。
3Dスキャナーレンタルサービスのメリット
3Dスキャナーレンタルサービスには、3つのメリットがあります。
3Dスキャナー導入コストが抑えられる
3Dスキャナーレンタルサービスを利用すれば、3Dスキャナー導入コストが抑えられます。
例えば、1日5,000円で3日間レンタルするとします。その場合、レンタル料金の合計は15,000円となり、購入価格より安く抑えることができます。
そのため、3Dスキャナーの導入コストを少しでも安く抑えたい場合は、購入よりレンタルサービスを選んだ方が良いでしょう。
最新の3Dスキャナーへ交換がしやすい
3Dスキャナーレンタルサービスは、最新の装置に交換しやすいこともメリットです。
1台当たりの販売価格が高い3Dスキャナーを購入する場合は、一般的に何台も購入できるものではありません。その一方で、レンタルサービスであれば、利用期間分のコストだけで済みます。
また、レンタルサービスは、いつでも中途解約ができます。そのため、最新の3Dスキャナーへ交換したい場合は中途解約をして、新たに契約をするだけで済むのです。この手軽さが、レンタルサービスのメリットとなっています。
3Dスキャナーの保管スペースが不要
3Dスキャナーレンタルサービスは、装置の保管場所が不要なこともメリットです。
大きなサイズの3Dスキャナーを保管する場合は、保管スペースを用意しなければいけないため大変ですが、レンタルであれば返却だけで済みます。そのため、オフィススペースが狭くて無駄な物を保管しておきたくないという要望を叶えてくれます。
3Dスキャナーレンタルサービスのデメリット
3Dスキャナーレンタルサービスには3つのデメリットがあります。
長期間の利用では購入よりコストが高くなる
3Dスキャンレンタルサービスを長期間で利用する場合は、購入よりコストが高くなることがデメリットです。
どのような装置をレンタルするかで変動しますが、10万円の装置の場合は、レンタル期間1ヵ月程度で購入よりコストが高くなってしまいます。
レンタルサービスは、購入と比較すると「中途解約ができる」「メンテナンスが不要である」などのメリットがある分、1日のレンタル料金が割高です。そのため、3Dスキャナーを長期間で利用する場合には不向きとなります。
しかし、このようなレンタルのデメリットはリース契約にも該当します。
レンタルできる機種が限定されている
3Dスキャナーレンタルサービスは、レンタルできる機種が限定されていることがデメリットです。どのような装置をレンタルできるかは、各社で異なります。
しかし、基本的に最新機種で高価な機種はレンタルされていません。その理由は、高価な機種が故障した場合は弁償してもらえない恐れがあるためです。
レンタル会社は、このようなリスクを避けて、新モデルが出た直後に古いものをレンタルサービスに出しています。
故障した場合は弁償しなければいけない
3Dスキャナーレンタルサービスは、装置が故障した場合に弁償しなければいけないことがデメリットです。レンタルサービスでは保険が用意されていることもありますが、補償対象は予測不能な突発的な事故の弁償のみです。
装置を落としてしまったり、水に濡らしてしまったり、故意の事故は弁償対象外となります。
レンタル中に3Dスキャナーが故障した場合の弁償金は臨時の出費となりかねません。このようなリスクがあることが、レンタルサービスのデメリットです。
3Dスキャナーレンタルサービスが向いている人
3Dスキャナーレンタルサービスのメリット・デメリットをご紹介しましたが、どのような方が利用すべきなのでしょうか?次に、3Dスキャナーレンタルサービスが向いている人について解説していきます。
設備投資に抵抗がある方
3Dスキャナーレンタルサービスは、設備投資に抵抗がある方におすすめです。その理由は、3Dスキャナーは高価な装置で導入費用の負担が大きく感じられるためです。
3Dスキャナーは精度や機能により価格は異なりますが、数万円~数千万円するものまであります。レンタルサービスを利用すれば、1日当たり数千円から数万円で借りられるため、装置の導入費用の負担が抑えられます。
3Dスキャナーを短期で利用したい方
3Dスキャナーレンタルサービスは、短期間で装置を利用したい方におすすめです。短期間しか3Dスキャナーを利用しないにも関わらず、装置を購入すると導入費用の負担が大きく感じてしまうでしょう。
必要なときに3Dスキャナーを借りれば、装置を保管するスペースを用意せずに済みます。そのため、短期での利用を検討している方は、3Dスキャナーレンタルサービスを利用しましょう。
さまざまな機種を試してみたい方
3Dスキャナーレンタルサービスは、さまざまな機種を試してみたい方におすすめです。
3Dスキャナーには「接触方式」「非接触方式(光投影法またはレーザー切断方式)」があり、さらに「据置タイプ」「ハンディタイプ」があります。
どのような利用用途で3Dスキャナーを使用するかで、最適な機種は異なります。そのため、最適な3Dスキャナーを見つけるまで、さまざまな機種を試してみたいという方はいるでしょう。このような要望をレンタルサービスであれば実現できます。
3Dスキャナーを扱えるエンジニアがいない場合は三次元測定サービスがおすすめ
SCANTECHは3Dスキャナーのレンタルサービスは行っていませんが、三次元測定サービスをお客様に提供しております。ここでは、当社の三次元測定サービスについてご紹介いたします。これを読んで、レンタルか三次元測定サービス、どちらの方がお客様の用途に適しているのか判断してもらえればと思います。
3Dスキャナーの操作経験が不要
SCANTECHの三次元測定サービスは、当社の技術スタッフが測定物のスキャンを行うため、3Dスキャナーの操作経験が不要です。3Dスキャナーを操作して、精度の高い3Dデータを取得するためにはスキャニング技術が必要です。
3Dスキャナーをレンタルされる場合、もし3Dスキャナーを使用したことがなければ、測定物の形状を上手く取得できない恐れがあります。三次元測定サービスの場合、SCANTECHのサービスだけでなく、他社も含めたほとんどの類似サービスは3Dスキャナが取り扱えるエンジニアが測定してくれます。そのため、3Dスキャナーの使用経験がない方は三次元測定サービスがおすすめです。
後処理作業も不要
これは釈迦に説法かもしれませんが、スキャンデータはCADデータではありません。CADデータに変換するためには、ソフトウェアを用いて、用途に合った形式に変換する必要があります。その他にも、ノイズが含まれている場合はノイズ処理を行ったり、スキャンできなかった部分には穴埋めしないといけません。
しかし、ソフトウェアが使えない場合、後処理作業が行えないため、用途に適した活用ができません。SCANTECHの三次元測定サービスであれば、後処理作業も技術スタッフが行いますので、スキャンしたデータを様々な用途に活用可能です。
あらゆる用途にも対応
SCANTECHの三次元測定サービスは測定物の寸法測定や形状測定、破損部品の修復、その他にもリバースエンジニアリングや文化財のデジタルアーカイブ化など、様々な用途に対応しております。ご依頼があればお客様の現場まで出張測定いたします。個人・法人は問いません。もし、測定してもらいたい測定物がありましたら、お気軽にお問い合わせください。三次元測定サービスの詳細はこちらです。
3Dスキャナーレンタルサービスでよくある質問
最後に3Dスキャナーレンタルサービスでよくある質問をご紹介します。
Q.3Dスキャナーレンタルサービスの注意点はありますか?
3Dスキャナーレンタルサービスの料金は、レンタル料のみが記載されています。実際にサービスを利用する場合は、レンタル料以外に装置の運搬費用が上乗せされるため注意してください。
レンタル会社の公式ホームページに記載されている料金体系を鵜呑みにせずに、必ず見積依頼をしてください。
Q.個人向けの3Dスキャナーレンタルサービスはありますか?
個人向けの3Dスキャナーレンタルサービスは少ないです。しかし、モノづくりが楽しめるコワーキングスペースには、3Dスキャナーや3Dプリンターが設置されるようになってきています。
SCANTECHでは機材の貸し出し及びレンタルサービスは行っていませんが、三次元測定の受託サービスは法人だけでなく、個人のお客様にもサービスを提供しています。測定して欲しい測定物があるお客様は是非、お問い合わせください。
まとめ
今回は、3Dスキャナーレンタルサービスについてご紹介しました。3Dスキャナーレンタルサービスを利用すれば、初期導入費用を安く抑えられます。
また、好きなときにレンタル契約の解約ができるため、必要なときのみ装置が借りられます。そのため、新機種にアップグレードしながら使用していきたいという方にもおすすめです。
レンタルを検討しており、3Dスキャナーの操作方法に自信がない方は、SCANTECHの三次元測定サービスを検討してみてください。当サービスでは技術スタッフが測定物のスキャン、後処理作業を行います。もし、三次元測定サービスに興味を持った方はSCANTECHまでご相談ください。