株式会社NAB 様(導入:HSCAN 331)

導入事例の概要

導入の目的

商品の開発、製作した商品の測定等の寸法確認

導入の背景

プレス/射出成形等において寸法確認が課題となっていた。
それが原因となり、客先に納品後、干渉で組立できない等の問題に繋がっていた。
今までの測定ではできなかった、面での評価が出来るので、嵌合等の組立の諸問題が減少することを期待している。

目的 業務改善
業種 製造
エリア 関西
従業員数 1~50名

ギャラリー

社長インタビュー

株式会社NAB 代表取締役 秋岡芳彦氏(写真中央)

この度、HSCAN 331を導入いただいた株式会社NAB 代表取締役である秋岡芳彦氏にインタビューを実施させていただきました。
株式会社NABでは以前より別メーカーのスキャナーを導入していたが、課題があったために今回SCANTECH製の3Dスキャナーを導入いただきました。

寸法確認の課題をクリアするために、SCANTECH製の3Dスキャナーを導入

– まずは、貴社の事業内容を教えてください。

「軸受:標準及び非標準」「錠前製品」「風力発電機」「自動車部品」「ゴム及び樹脂製品」などの商品を設計開発から評価等を行い、量産品を販売しております。生産過程には全部で「プレス、切削、研削、射出成型、真空成形、3D印刷、熱処理、塗装、鍍金」の9工程があります。その中でも「プレス/射出成型」等の工程においては、寸法確認が課題となっていました。SCANTECH製の3Dスキャナーの導入によって、この課題を解決できることを期待しています。

– 寸法確認が正確にできないと、具体的にどのような問題が発生しますか。

客先に納品後、干渉等で製品を正常に組み立てることができないといった事態が発生することがありました。これまでは点での測定をおこなっていたのでその様な問題が発生したりしていたのですが、3Dスキャナーを導入することによって今までの測定ではできなかった「面での評価」が出来るので、嵌合等の組立における諸問題が減少できることを期待しています。

諸問題が発生したことによる、スキャナーメーカーの変更

– 今回3Dスキャナーを導入するにあたって、SCANTECHを選んでいただいた理由をお伺いさせてください。

昨年の5月頃から別メーカーの3Dスキャナーを業務に使用していたのですが、作業上問題があったために、新たに別のメーカーの3Dスキャナーを導入しようということになりました。例えばの問題点としては、スキャナー本体がXYZ原点になっていたために、大きなものをスキャンする際の原点移動の作業が非常に面倒でした。

– 今回、導入いただいたHSCAN 331について、選定理由などはありますか。

先程、問題点として挙げた項目をクリアしているのと、まだ導入段階なのでカタログ上ではありますが、以前使用していたスキャナーより倍程度も精度が良いので期待しています。実際に運用していくにあたって、寸法確認など、CADとの比較作業をおこなって試していきたいと思っています。また、既に御社のFLASHFORGE製3Dプリンターを導入していて、非常に満足しています。3Dスキャナーについても、今まで通りのサポート及び対応をお願いします。

企業情報


株式会社NAB 様
設立:2008年7月
ホームページ:https://nab-inc.net/
所在地:〒590-0156 大阪府堺市南区稲葉2-1719-1

※文中記載の組織名、所属、役職、サービス名などはすべて2021年2月取材時点のものです。