3Dスキャナー専用スプレーの選び方!メリット・デメリットまで解説!

 

3Dスキャナー スプレー

 

3Dデータの活用に関心が高まる中で、3Dスキャナーへの関心が高まっています。3Dスキャナーがあれば、製品の計測や検査、リバースエンジニアリングができます。

さまざまなニーズがある3Dスキャナーですが、読み込み精度が低いと悩む方も多いです。このような悩みを抱えたら、3Dスキャナー専用スプレーを利用しましょう。

今回は、3Dスキャナー専用スプレーの特徴から選び方、おすすめの商品まで解説します。この記事を読めば、3Dスキャナーの計測精度を上げていけるようになるため、ぜひ参考にしてみてください。

3Dスキャナー専用スプレーとは

3Dスキャナー専用スプレーとは、色や材質によりスキャンしづらい対象物に吹きかけて、スキャンの精度を上げるために使用されるスプレーです。

スプレーの使用方法

3Dスキャナー専用スプレーの使用方法は以下の通りです。

  1. 対象物にスプレーを吹き付ける
  2. 3Dスキャナーで対象物を計測する
  3. 対象物に付いたスプレーを拭き取る

3Dスキャンの計測精度に影響が出るため、30cm程度離れた距離から均一になるようにスプレーを吹きかけてください。

メリット

スキャンしにくい光沢物(ホイール)
光沢のある測定物(ホイール)

3Dスキャナーの仕組みにより、「透明」「黒」「光沢」の対象物はスキャンがしにくくなっています。

■3Dスキャナーが読み込みを苦手とするもの

透明光を透過して表面に光線パターンが現れないため計測ができない
黒光を吸収してしまいコントラストが弱くなるため計測ができない
光沢光を反射してしまうため計測ができない

上記に該当する対象物に専用スプレーを吹き付ければ、スキャナーのレーザーが対象物の表面をキレイに捉えられ、スキャンの精度が上がります。対象物に凹凸がある場合でもキレイに再現できることがメリットです。

デメリット

3Dスキャナー専用スプレーを対象物に吹き付けた後は、除去作業が必要となります。対象物に付着した粉を取り除く場合には、傷つけないように優しく拭きあげる必要があります。

対象物に凹凸がある場合は、粉を取り除く作業が大変になることがデメリットです。

数時間放置すれば、成分が気化する昇華型タイプが販売されており便利になりましたが、完全にキレイに落ちるというわけではありません.。そのため、スプレーの粉を取り除く作業は必ず行わなければいけないと理解しておきましょう。

また、スプレーを均一に吹き付けなければ、スキャナーの計測精度が落ちます。

3Dスキャナー専用スプレーの選び方

3Dスキャナー専用スプレー選びを間違えてしまうと、対象物の計測が上手くできなくなります。どのように製品を選べばよいのでしょうか?ここでは、3Dスキャナー専用スプレーの選び方について解説します。

タイプ

3Dスキャナー専用スプレーには、「昇華タイプ」と「非昇華タイプ」があります。

  • 昇華タイプ…対象物に付着した粉の除去作業を省きたい方向けの製品
  • 非昇華タイプ…スプレーの昇華時間を気にせずに対象物を計測したい方向けの製品

昇華タイプのスプレーは、指定の時間まで放置すると成分が気化されます。そのため、対象物に付着した粉の除去作業の必要はありません。粉の除去作業を省きたいという方から選ばれています。

その一方で、非昇華タイプのスプレーは、拭き取るまで粉が付いたままです。成分は気化しないため、昇華時間を気にせずに対象物の計測ができます。

昇華時間

昇華タイプのスプレーを選ぶ場合は、昇華時間を確認してください。製品によって昇華時間は異なり、4時間で成分が気化する製品から24時間で成分が気化する製品まであります。

大型の対象物をスキャンする場合は、昇華時間が長いスプレーを使用するなど、3Dスキャナーの計測時間に見合ったものを選んでください。

容量

車や船など対象物の塗布面積が広い場合は、通常のスプレーでは対応しきれません。大きなサイズの対象物のスキャンを検討している場合は、大容量タイプのスプレーを選びましょう。1本のスプレーで吹きかけることで塗膜の粒子が揃いキレイになります。

おすすめの3Dスキャナー専用スプレー

3Dスキャナー専用スプレー
引用元:AESUB(エイサブ)ブルースプレー|Yahoo! JAPANショッピング

3Dスキャナー専用スプレーの選び方を紹介しましたが、さまざまな製品があるため選び方に悩んでしまうことでしょう。このような悩みを解決するために、おすすめの3Dスキャナー専用スプレーをご紹介します。

さまざまな製品がありますが、その中でもおすすめなのが「AESUBシリーズ」です。AESUBシリーズには、さまざまな種類があります。

■AESUBシリーズで販売されているスプレーの種類

AESUB blue昇華時間が4時間のノーマルタイプのスプレー
AESUB orange昇華時間が12~24時間と長いタイプのスプレー
AESUB green1,000mLの大容量のスプレーガンタイプ
AESUB white非昇華型タイプのスプレー

AESUBシリーズの商品について詳しく知りたい方は「コチラ」を参考にしてみてください。

専用スプレーが不要のおすすめ3Dスキャナー3選

3Dスキャナー専用スプレーは便利な反面、吹き付けると白色粉末の膜により誤差が生じて精度が落ちることがあります。このような悩みを解決したい方は、専用スプレーが不要の3Dスキャナーを購入しましょう。ここでは、おすすめの3Dスキャナーをご紹介します。

TRACKSCAN-P42

TRACKSCAN-P42は、直射日光や熱変動による干渉に抵抗できるため、さまざまな環境下で使用しても正確に対象物を計測できます。それだけでなく、光学式トラッカー「M-Track」が内蔵されているため、測定範囲を最大16mまで拡張できることも大きな特徴です。

高速スキャンや高解像度スキャンなど機能も充実。高機能で、さまざまな環境下でスキャンを楽しみたい方におすすめの製品です。

 

KSCAN-MAGIC

KSCAN-MAGICは赤外線レーザーとブルーレーザーのハイブリッドスキャン技術を世界初導入した製品です。繊細スキャンや高速スキャンなどの機能が充実しており、対象物に応じた使用ができます。

最大0.010mmの解像度、最大0.02mmの精度を誇り操作も簡単なため、ディテールの細かい造形物向けのスキャナーをお探しの方におすすめの製品です。

 

SIMSCAN

SIMSCANは、手の平に収まるサイズの3Dスキャナーです。

軽量で携帯しやすいため、どのような作業環境でも使用できます。小型の3Dスキャナーですが、22本の交差した青色レーザー光が1秒当たり2,020,000回スキャンができ、高速スキャンを得意としています。

そのため、携帯できる高機能な3Dスキャナーをお探しの方におすすめの製品です。

 

3Dスキャナー専用スプレーに関してよくある質問

最後に3Dスキャナー専用スプレーに関してよくある質問をご紹介します。

Q.3Dスキャナー専用スプレーを使用する上での注意点はありますか?

3Dスキャナー専用スプレーを対象物に吹きかけたら、触れないように気をつけてください。対象物に触れてしまうと、白い粉が剥がれてしまいます。

再度、対象物にスプレーを吹きかけると塗膜の厚さが不均一になり、正確な計測ができなくなります。そのため、スプレーを吹きかける前に対象物を台に乗せておくなど工夫しましょう。

Q.専用スプレーの吹き付け方で測定効果に違いが生じますか?

3Dスキャナー専用スプレーを対象物に吹きかけると膜ができます。透明や黒色、透明の対象物の測定精度を上げる効果はありますが、スプレー膜の分だけ測定効果に差が出るため注意しなければいけません。

そのため、対象物の測定精度をより上げたい場合は、3Dスキャナー専用スプレーなしで対象物を測定できるSCANTECH製の3Dスキャナーをご検討ください。

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まとめ

3Dスキャナー専用スプレーを使用すると、透明色や黒色、光沢のある対象物に計測精度を上げられます。

しかし、スプレーを使用せずに高機能な3Dスキャナーを使用することで、更に計測精度を上げることができます。そのため、3Dスキャナーの高精度な計測を希望している方は、SCANTECH社の製品をご検討ください。SCANTECH社は高機能な製品から、コンパクトで携帯に便利な製品まで取り扱っています。

それぞれの3Dスキャナーの計測デモにも対応しておりますので、ご興味がある方は以下よりお問い合わせください。